【シドニー12日AAP】 ABCのテレビ番組の中で、速く走れなくなったグレイハウンドをマカオや中国などへ輸出していた、オーストラリアの訓練士や所有者数十人が明らかにされたことを受けて、カンタス航空は今後アジアへのグレイハウンドの空輸をしないと発表した。
違法レースで使用されるグレイハウンドは、独房のような檻の中に入れられ、使用済みとなった時に悶え苦しみながら薬殺される様子が、番組の中で伝えられていた。
今回の報道を受けてジョイス農業相は、 輸出されるグレイハウンドの福祉を保証するため、これからもグレイハウンド業界と連携して対応していくと述べた。