【シドニー17日AAP】 オーストラリア健康福祉研究所(AIHW)がこのたび発表した報告書によると、2014年から15年にかけてオーストラリア国内で養子縁組を結んだ子どもの数が25年前に比べて1000人近く減少していることが明らかになった。
養子縁組の減少は前年比で8%減となり、25年前の1990年と比べると74%の減少となる。また、全体の養子縁組数は減少したものの、オーストラリア人の子どもが顔見知りの「保護者」および「フォスターケアの親」と縁組するケースは増加している。
また養子縁組した10組中3組で子供がオーストラリア以外の出身となっており、この場合にかかる年月が平均5年以上であることも分かった。海外から子供を迎える縁組は前年比で27%減となっている。