【シドニー20日AAP】 連邦政府はC型肝炎の治療を受けやすくするために10億ドル支援を行うことを発表し、支援の拡大がC型肝炎の撲滅につながるとした。
国内では約23万人がC型肝炎に感染しており、年間700人が死亡している。「治療薬には最大10万ドルかかるものもあり、4種類の薬に適用できる5年補助金制度を導入して、C型肝炎の感染の完全防止につなげる」とリー連邦保健相は述べた。来年3月から全てのC型肝炎者に対して、4種類の治療薬への補助が出るとした。
C型肝炎は血液感染性ウィルスに感染し発症する病気で、肝硬変や末期肝臓病、肝臓ガンにかかり死亡する場合もある。