【シドニー27日AAP】 パンデミック中の経済刺激策として、NSW州政府は初めて住宅を購入するファーストホームバイヤーの印紙税を免除する。
印紙税の免除はこれまで住宅価格65万ドルまでに限られたが、80万ドル未満の住宅に引き上げられ、100万ドルに達するまで段階的に減額される。ファーストホームバイヤー6,000人以上が恩恵を受けると予想される。空閑地に対する印紙税の免除も、土地価格35万ドルから40万ドルまでに引き上げられ、50万ドルで無くなる。免除は新規建設住宅と空閑地のみが対象で、8月1日から12か月有効だ。
変更に伴い、80万ドルの住宅で3万1,335ドル、90万ドルの住宅で1万5,668ドルの節減になると見積もられる。ベレジクリアン州首相は「新規住宅の建設や雇用創出にもつながる」と話した。
NSW州の失業率は6月、6.9%に上昇した。