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老人介護職員にパンデミック休暇を WFC

【キャンベラ28日AAP】   労使裁定機関のフェアワーク委員会(WFC)は27日、老人介護施設で働くカジュアル職員が疾病による休暇を取る場合、パンデミックの有給休暇を受け取るべきと定めた。変更は29日から3か月間有効。

VIC州の老人介護施設に関連する新型コロナウイルスの感染数は、769人に上った。同州で最近死亡した人の多くも、居住型老人介護施設に関連する。

WFCは「病欠休暇がないため、症状があっても財政的な理由で出勤する職員がいる可能性がある」「有給でパンデミック休暇を設ける必要がある」と説明。新型コロナウイルスの症状がある、または感染者と接触があると考えられ、雇用主や政府機関、医療機関から自己隔離を求められたカジュアルの老人介護職員が対象となる。1回の隔離につき2週間の有給休暇が設けられ、テレワークが可能な職員は対象外だ。

オーストラリア労働組合評議会(ACTU)は、WFCの裁定は勤務時間の不規則なカジュアル職員に当てはまらないとして、不十分との見解を示した。

VIC州政府は検査を受けて出勤できない人に300ドルを支払っている。検査結果が陽性であれば、さらに1,500ドルが支払われる。

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