【ブリスベン23日AAP】 QLD州警察はクリスマスおよび年末年始のホリデーシーズンを迎え、飲酒の機会が増加するのに加え、買い物などで家計が苦しくなる家庭も増えることから、家庭内暴力が増加する可能性があるとして警戒を強めている。
専門家らは、ホリデーシーズンは被害者らが加害者である元夫やパートナーと様々な理由から顔を合わせる機会が増えるため、これにともなって家庭内暴力が発生する確率も高くなると指摘している。
今年はとくに、政府が発行した報告書で家庭内暴力による死亡者数が明るみに出たことなどで改めて問題として取り上げられることが増えた。QLD州警察のミッチェル刑事部長は、「被害者が安心して通報できる体制作りが大切」と述べた。