【ブリスベン31日AAP】 QLD州北部のケアンズ植物公園で、世界で最も臭いと言われる巨大花、「スマトラ大蒟蒻(おおこんにゃく)」が、元日にも開花しそうだと話題を集めている。英語名はCorpes flowerで、「死体花」と呼ばれている。
QLD州のスマトラ大蒟蒻の開花が間近に迫る一方、SA州アデレードのマウント・ロフティ植物公園でも同じスマトラ大蒟蒻がすでに開花しており、多くの見物客が長蛇の列を作っている。開花している時間は24時間と言われている。
ケアンズ植物公園のデービッド・ウォーミントンさんは、「臭いはお世辞にも良いとは言えないが、巨大な花は神秘的だ」と話した。花の臭いは一般的に肉の腐ったような臭いと言われるが、この臭いでハエなどが引き寄せられて受粉を助ける重要な役割を果たしているという。