【キャンベラ31日AAP】 米のIT大手グーグルとフェイスブックは、オーストラリア国内の商業メディアに対し、来年半ばまでに広告収入を支払うことが求められ、これに応じない場合は、最大1,000万ドルの罰金を科される見通しであることが分かった。
連邦政府のフライデンバーグ財務相は、世界をリードする行動規範であり、国内メディア業界に公平なチャンスを与えることになるとして、「これらの変更を行うのは、国内のメディア環境のためにほかならない」と述べた。
一方、グーグルは行動規範の変更について、高圧的で前向きなものではないと批判。同社のシルバ・オーストラリア社長は「オーストラリア政府は、市場を機能させずに介入し、2030年までにデジタル経済をけん引するという、国家的な野望を台無しにしている」と述べ、強く批判した。