【シドニー1日AAP】 最近の降雨量で草木の成長が促進されたことにより、NSW州の6ヶ所の地域では例年より早くに火気使用制限が行われることになるとNSW州地方消防サービス(RFS)が発表した。
RFSは、先日の降雨により草が繁茂している影響から、草が乾燥した後に「火事の脅威となる」として、アーミデール、ワルチャ、ウラーラ、グレン・インズ・セバーン、インバレル、テンターフィールド地区が1日から山火事危険時期入ると述べた。
ロブ・ロジャーズNSW州RFS署長は「野火は火の回りが速く家屋だけでなく人命や家畜にも犠牲が及ぶ」と警鐘を鳴らしており、指定された6ヶ所の地主や管理者は、如何なる火気の使用は許可を得る必要があるとした。
昨年の過去最悪の森林火災の経験を踏まえて、暖かい季節が近づいてきていることから、 住民たちに対して森林火災への危機管理を初めてほしいと訴えている。
昨年の森林火災では、3人のRFS隊員を含む25人が死亡しており、およそ2500軒の家屋が焼失、550万ヘクタールの土地が被害にあっている。