【シドニー2日AAP】 NSW州ではスピードの出し過ぎと疲労が原因で昨年348人が交通事故死しており、過去3年で最悪の死亡者数となっている。
スピードの出し過ぎによる死亡事故が最も多く、歩行者、乗客、バイク運転者、Pプレート運転者の事故死が増加しているとダンカン・ゲイ道路相は述べた。疲労による死亡事故数は飲酒や薬物運転よりも上回っており、「休みの日にたくさん遊んだ後は短距離の運転でも、居眠り運転や集中力が低下して命を落とす危険がある」とした。
交通死亡事故のおよそ60パーセント以上が非都市圏の道路で発生しており、昨年は16人の子供が犠牲となった。警察はクリスマス休暇期間中の飲酒、薬物運転、スピード違反、シートベルトやヘルメットの未着用者の取り締まりを強化しており、余裕を持った安全運転を運転手に呼びかけている。