【キャンベラ3日AAP】 パンデミック中にオーストラリアに取り残されたバックパッカー2,000人近くが、緊急ビザを申請した。
4月以降、帰国手段のないワーキングホリデーメーカーで、農業や食品加工業、高齢者介護、保育など重要とされるセクターで働く1,957人が緊急ビザを申請した。1つの雇用主の下で6か月以上の勤務も許可された。
重要セクターで勤務しないバックパッカーは、別のパンデミックビザを申請できるが、他のビザ条件に合わないことと申請料金が捻出できないと証明しなければならない。
連邦政府は今年初め、山火事の復興に従事したワーキングホリデーメーカーに2年目または3年目のビザ申請資格を与えると発表した。これまでに181人が、国内で山火事の復興支援を行っている。
現在も国内にワーキングホリデーメーカー8万人が滞在している。昨年同時期は13万5,000人だった。5年前にピークを迎えた26万人を機に年々減少していたが、夏の山火事と新型コロナウイルスの影響で大幅に減った。
オーストラリアからは英国やカナダ、アイルランドに向かう若者が多い。