【シドニー13日AAP】 シドニー西部ペンリスのネピアン病院で12日夜、男が女性医師をはさみで脅かしていると警察に通報が入り、警官と警備員が拳銃で撃たれる事件が発生した。
撃たれたのはルーク・ワーバートンNSW州上級警官(38)。男ともみ合い中に所持していた拳銃を奪われ、左大腿部を撃たれた。ワーバートン警官は2012年、警察犬を使って最重要指名手配犯のマルコム・ネイデンを逮捕に導いている。ふくらはぎを撃たれた警備員とともに、安定した状態にある。
逮捕された男(39)は、殺人目的の発砲など複数の罪で起訴され、13日にペンリス簡易裁判所に出廷する。男は事件前、不法侵入の罪で起訴された後に釈放され、同病院で治療を受けていた。
保健・医療サービス組合(HSU)は、「薬物アイスや酒類に起因する暴力行為が増加しており、病院の警備員にさらなる権限を与える緊急性がある」と話した。