【シドニー15日AAP】 昨年ANZ銀行を解雇された元行員がANZ銀行を相手取り、不当に解雇されたとして多額の慰謝料を請求している。訴えているのは元行員2人で、請求額は合わせて約3500万ドルとなる。
元行員のエティエン・アレクショウさんとパトリック・オコナーさんは、それぞれ銀行名義のクレジットカードの不正使用、およびインターネット上で不適切なやり取りを行ったことなどが理由で解雇された。
一方、アレクショウさんらは同銀行の幹部らが、泊まりがけの会議の際に飲酒運転でゴルフコースに車を乗り入れ大きな損害を与えるなど、同行の行動規範に反する行為を行っており、それらを黙認する文化があったと訴えている。
これに対しANZ銀行は、調査を行い把握しているとした上で、ほとんどの内容について事実と異なるとして、今後の裁判でそれらも明らかになるとコメントした。