【キャンベラ16日AAP】 モリソン連邦財務相は、大幅な財政改革案を2案検討中だとし、その1つはGSTの引き上げを含むとした。
15%へのGST引き上げにより320億ドルの歳入増が見込まれ、ニュースコープ社の報道によると、ターンブル首相はGST引き上げ案の方を推奨しているとした。GST引き上げによる歳入増から、個人所得税や法人税の税率の引き下げや低所得者への補償が見込まれている。
この財政改革を施行するには、州政府の承認が必要となってくるが、すでにVIC州などは引き上げ案を認めない姿勢を示している。
もう一つの改革案にはGSTの引き上げは含まれておらず、スーパーアニュエーション(退職年金)の税引き上げやネガティブ・ギアリングの制限などが対象となっている。