【メルボルン18日AAP】 VIC州で2016年から2026年にかけて、新たに19万人の児童が学校教育を始める。州政府は、子どもの数に見合う学校の確保という大きな問題に直面している。
メルリノ州教育相によると、メルボルン南西部のウィンダム市のみで毎月最高450人の赤ちゃんが生まれているが、これは小学校の生徒数に相当する。
2026年までにVIC州で新たに220校が必要とされる。分析を行ったグラッタン研究所は、同州の2006年のミニ・ベビーブームが教育システムを圧迫するとして、「予想される人口増加に合わせ、教室と学校を確保する必要がある」と話した。
同州の教育労組(AECUV)も、学校不足は前自由党政権が大幅に予算削減したためと非難したが、州野党自由党のニック・ウェイクリング氏は、「有料道路イースト・ウエスト・リンクの契約破棄に労働党政府が無駄にした11億ドルで、新たに60校以上を開校できた」と話した。