【メルボルン19日AAP】 先週、ロイヤル・メルボルン病院のコンピューターシステムがウィルスに感染したことで、ITスタッフらは24時間体制で対応に追われている。
15日午後、同病院の基幹コンピューターシステムとパソコンにウィルスが感染し、週末にかけて病院中のシステムに広がった。これにより、職員が患者の検査結果にアクセスできなくなるなど問題が生じている。
集中治療室のクリス・マクアイザック医師は19日、「昔ながらの紙とペンで記録をとり、連絡は電話、検査結果はファックスで送っている」と話し、緊急を要する検査が優先に行われているとした。
同病院は、「患者の安全を常に最優先とする」と声明を発表し、できるだけ早い問題解決と原因究明に向けて取り組んでいるとした。選択的手術や外来診療は通常通り行われているという。