【キャンベラ22日AAP】 アボット政権時の国家安全アドバイザーであるアンドリュー・シアラー氏が、懸案となっているオーストラリアの潜水艦建造について、米国は日本の潜水艦を採用することを望んでいるとの見解を示した。
雑誌「The National Interest」のインタビューの中で、同氏は米国がこれまでフランス、ドイツ、および日本の間で競われているオーストラリアの潜水艦建造に関して中立の立場を保ってきたとした上で、米国政府の上層部や軍の幹部らは「確実に」日本のそうりゅう型潜水艦を好むだろうと述べた。
シアラー氏によれば日本製潜水艦の性能的な優位性に加え、米国の戦闘システムを搭載したオーストラリアと相互運用が可能な日本製の潜水艦は、米国にとって長期的な戦略という観点から見ても利点があると考えているという。