【シドニー10日AAP】 NSW州南部沿岸部を襲った悪天候のピークは過ぎたが、沿岸部で強風や高波が続くと予想される。シドニーではサーファーが波に飲まれて死亡した。
州南部沿岸部では洪水が発生し、9日夜、モルヤ、サセックス・インレット、ナウラの住人数百人に避難命令が出された。ナウラのショールヘイブン川は10日、4.13メートルのピークに達した。気象局によると、ナウラは6日以降373ミリの降雨を記録した。
シドニー北部コラロイ・ビーチでは、サーフィンをしていた44歳の男性が搬送先の病院で死亡した。北部マンリーでは10日朝、高波を理由にフェリーもキャンセルされた。
州緊急サービス(SES)には週末にかけて、多くが倒木、屋根の損傷、道路の洪水による1,600件の救援要請が寄せられた。SESのカーリーン・ヨーク長官は、洪水を徒歩や車、泳いで渡らないよう警告した。
NSW州で10日午後、およそ2,000棟が停電のままだ。