【シドニー29日AAP】 シドニー南部シルバニアのベーカリーでチキンロールを食べた女性らが食中毒の症状を訴え、病院へ搬送された。女性は妊娠35週目で容体が悪化したため、緊急の帝王切開により女児を出産した。
出産したのはウーロンゴン在住のアシュリー・ブキャナンさんで、24日にチキンロールを食べ、その日の夜に食中毒の症状で入院した。26日に容体が悪化したため医師らが緊急の帝王切開を行ったという。女児に健康上の問題は見られなかった。
これまでに同じ店で食べ物を買って食べたとみられる150人以上が食中毒の症状を訴え、サザランド病院およびセント・ジョージ病院で手当を受けた。検査ではサルモネラ菌が検出されており、NSW州食品管理局はベーカリーに営業停止命令を出して調査を進めている。