【シドニー2日AAP】 反フェミニストとして私有地での強姦合法を提唱する団体が、国内の複数都市で集会を計画している。
ダットン移民相は集会の知らせを受けて憤慨した。移民局は2日、「過去に女性への暴力を提唱した人物のビザが却下またはキャンセルされている」と声明を発表し、「Return of Kings」の設立者ダリュシュ・ルーシュ・バリザデ氏の監視を続けるとしている。
米国人のバリザデ氏はオーストラリアのビザを申請していないが、「インドネシアまたは東チモールからプライベートヨットを使ってダーウィンに入国できる」と話した。支持者らは6日、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースで集まるとされ、同様な集会が他43か国で計画されている。
オーストラリア人権擁護委員会の前性差別担当局長のエリザベス・ブロダリック氏は、「Return of Kingsの思想は非常に攻撃的であり、オーストラリアに居場所はない」とツイートした。同団体に対する抗議活動が別集団によって計画されており、集会を中止させるためのオンライン署名活動も立ち上げられた。