【キャンベラ4日AAP】 環太平洋連携協定(TPP)の署名式が4日、ニュージーランドのオークランドで開催され、オーストラリアからはアンドリュー・ロブ貿易省が出席する。署名式に参加するのはオーストラリアを始め、日本、カナダ、チリ、米国、ベトナムなど12か国。
ロブ首相は協定によりオーストラリア国内に経済成長と雇用がもたらされると述べ、さらに地域全体で98パーセントの関税撤廃につながるとしている。
一方、野党労働党からは海外投資家らが政府の法律や政策で不利を被った場合、政府を訴えることが可能となることについて懸念を示している。協定の発効にはさらに議会での承認を得る必要があり、各国が足並みを揃えて発効に至るまでにはまだ時間がかかるとみられる。