国際

国連アッサンジ氏主張認め、豪外相対応

【シドニー6日AAP】  ウィキリークスの創設者で現在ロンドンのエクアドル大使館に滞在しているオーストラリア人のアッサンジ氏が、恣意的な拘束を強いられていると主張していた問題で、国連が同氏の主張を認めたのを受け人権活動家ジェフリー・ロバートソン弁護士も両政府がこれを考慮すべきとの見解を示した。

アッサンジ氏はウィキリークスが米国の軍事機密文書を漏洩したとしてスパイ容疑で米国に身柄を引き渡されることを懸念しており、2012年から3年以上にわたりエクアドル大使館に滞在している。同氏は性犯罪事件の取り調べのためスウェーデンへ身柄を引き渡される際、政治亡命を申請していた。

英国とスウェーデンの両政府は国連の見解に異議を唱えており、国連の見解に従う法的義務もない。ロバートソン弁護士は「米国がオーストラリア人を捉えて裁くことが出来るかについては、次の問題だ」と述べた。オーストラリアのビショップ外相は4日、アッサンジ氏の弁護団と会談。国連の見解について法的なアドバイスを受けていると話した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら