【シドニー6日AAP】 アメリカのメキシコ料理チェーン店「チポトレ」で大腸菌による集団食中毒が発生した事件で、ウォール・ストリート・ジャーナルはオージービーフによる可能性が最も高いと伝えた。
食中毒調査を行った疾病対策センター(CDCP)の報告によると、同店で使用されていた64種類の食材から食中毒の原因を特定することはできなかったとしているが、ウォール・ストリート・ジャーナルは、2014年以降オーストラリアの農家が個人的に供給している牛肉が原因であると伝えている。
同店ではオージービーフの使用は続けているが、さらなる予防策として病原体の有無を調べる、生肉を直接扱うスタッフを避けるなどの措置を取るようにしているとした。
アメリカ全土で昨年7月頃から、「チポトレ」で食事をした数百人が食中毒で体調を崩すなどの症状が出ていた。