【パース6日AAP】 オーストラリア国内で、先住民族の受刑者数が最も多い州はWA州であることが、生産性委員会の新たなデータで明らかになった。
NSW州やQLD州に比べて先住民族の人口は少ないにもかかわらず、2014年から2015年にかけてのWA州のアボリジニとトレス海峡諸島民の成人受刑者は、人口10万人につき3635人となっている。WA州の刑務官組合によると、同州の刑務所の収容人数に限度が来ており、過剰収容する時もあるという。
WA州の次に受刑者の数が多かったのがNT準州で、10万人につき3000人未満だった。また同準州では留置所に収容されている人の数が、オーストラリア国内で最も多かったという。