【シドニー8日AAP】 先週、最高裁判所が難民の国外手続きを有効としたことを受けて、国内各地で抗議者らがターンブル連邦首相に対し、難民の滞在を許可するよう訴えた。
8日夜、シドニー中心部で行われた集会には数千人が集まり、女優のイモーガン・ベイリーさんも参加した。メルボルンでも大群衆が州立図書館前に集まり、同様な抗議活動はブリスベン、アデレード、ダーウィン、ホバート、キャンベラ、さらに地方都市各地で行われた。
最高裁判所の決定により、子ども91人を含む、国内で医療措置を受けている難民267人がナウルの収容施設に移送される可能性がある。政府は難民の国外退去を決定していないが、難民擁護者らが同情を訴えたことで各地で抗議者らが集まった。
他州・地域とは意見を異に、NT準州は難民の再定住先として申し出ていない。267人の多くがダーウィンの難民収容所に収容されている。