政治

シドニーのイスラム学校 財政支援失う

【シドニー9日AAP】   国内最大のイスラム教学校で提供された資金が教育に使われていないという懸念を理由に、連邦政府は数百万ドルにおよぶ財政支援の取り下げを決定した。

連邦教育省は8日、シドニー南西部グリーンエーカーのマレク・ファド・イスラミックスクールが教育法に順守していないとして、同校に対する資金承認破棄を発表した。昨年、連邦政府からおよそ1900万ドルの財政支援を受けた同校は、基本的な統治や財政、説明責任の必要条件に適合していないとして警告を受けていた。

バーミンガム連邦教育相は「すべての学校が教育法の必要条件を満たし、学校統治は最高水準であるべき。財源は学生の教育と福利のみに使われるべきだ」と声明を発表した。

資金取り消しは4月8日に有効となる。教育省は心配する保護者に対し、学校に連絡するよう指示している。

国内でほかに5校のイスラム教学校が調査対象となっている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら