【アデレード16日AAP】 SA州の核燃料サイクルに関する王立委員会は15日、世界の高レベル核廃棄物を大量に受け入れすることで、同州に数十億ドルの収入と数千の雇用創出をもたらすという調査報告を提出した。環境保護団体などから汚染やテロなどに対する批判の声があがっている。
同州前総督のケビン・スカース委員は16日、「協議が必要だ。コミュニティの同意なしでプロジェクトの開始はない」とABCラジオで話し、コミュニティの支持が得られなければ提案は破棄されるべきと強調した。
ウェザリル州首相は提案を前向きに考慮するとした上で、「最終決断にはコミュニティの意見が最優先される」と話した。