【キャンベラ16日AAP】 ビショップ外相は訪問先の日本で、日豪間での防衛訓練や軍事合同演習の強化に意欲を示した。
東京の社団法人日本記者クラブで16日、ビショップ外相は平和維持活動、人道支援、災害救援活動の3つについて、日豪間で長期的に協力が強化されるべき分野だと述べた。また、日本で昨年成立した安全保障関連法について「国際平和・警備に対し、より大きな貢献をする準備が整った」とコメントした。
南シナ海における国際紛争について同氏は、「航海の自由と国際法順守に対するオーストラリアの姿勢は揺るぎない」と話し、平和的解決を望むとした。この後訪問予定の中国で、ビショップ氏は人工島の使用目的について説明を求めるとみられる。
一方、太平洋諸島諸国の経済的未来や安定の支援を目的として、日本とオーストラリアは防衛や外交関係、開発面での協力を強化することで合意した。