一般

ロックアウト法に反対デモ シドニー

【シドニー21日AAP】   午前1時半以降にパブなどで客の入店を拒否する「ロックアウト法」について、反対する人々らがシドニー中心部で抗議デモを行った。

団体「Keep Sydney Open」が中心となって行われたデモで、抗議者らは「ロックアウト法がシドニーのナイトライフをつぶし、数百の雇用喪失を招いている」と抗議した。

同法のもと、シドニー中心部のパブなどで客の入店は午前1時半まで、飲み物の販売は午前3時までとされている。また、午後10時以降に持ち帰り用酒類の販売が禁止されている。アルコールが要因とされ、「ワン・パンチ」と呼ばれる一撃暴力によって数人が死亡したことなどを受けて、同法は導入された。

NSW州の医師、救急隊、警察らはロックアウト法の有効性は示されているとして、抗議デモに反対の姿勢を示す。トニー・セーラ医師は、「ロックアウト法導入以降、セント・ビンセント病院に運ばれるアルコール関連暴力の犠牲者は3分の1減少した」と話した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら