【ブリスベン21日AAP】 QLD州で議論の的となっている難民の赤ちゃんは、退院後コミュニティ内で暫定的に拘留されるが、将来的にナウルの難民収容所に戻される見通し。
ブリスベンのレディー・シレント児童病院の医師らは、収容所で熱湯によるやけどを負ったアシャちゃん(1)がナウルに即返還されることを恐れ、適切な家庭環境が明らかにされるまでアシャちゃんの退院を拒んでいた。難民擁護者らも1週間以上にわたり、病院の外で集会を続けていた。
ダットン移民相は21日、「アシャちゃんはコミュニティ内で拘留される」と発表した上で、いずれナウルの収容所に戻されると示唆した。難民の家族は医療・法的事項が確定されるまでオーストラリア国内に滞在できるが、その後は自国送還またはナウルに返還されるとして、政府の方針は変わっていないとした。
アシャちゃんの退院時期や今後の居住先について明らかにされていないが、24時間以内にアシャちゃんが退院すると病院側が発表した。