【シドニー26日AAP】 オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の最新の調査で、大学の卒業生たちがすぐに仕事に使える数学および科学の知識を十分に身に着けていない可能性があることが分かった。
CSIROは同調査で今後20年間の雇用トレンドの変化を予想。仕事のオートメーション化および業務の外注化が進むことで新卒レベルでも科学、テクノロジー、工業、および数学などの知識が要求されるという。
一方で学生による科学および数学離れが進み、数学を履修する12年生は20年間で11パーセント減少。ITも同様だった。キャッシュ雇用相は成長産業の75パーセントが理数系の知識を必要とすると述べ、「学生達の関心を理数分野へ取り戻すための方策が必要」との考えを示した。