【パース26日AAP】 WA州政府は26日、バクテリアが検出されたとして休業していたパースのエリザベス・キーに建設されたプール施設について、清掃作業が行われた後、あらためて水質調査を行うことなく営業を再開させたことを認めた。
問題となった施設は世界最大手の鉱業企業BHPビリトンが出資して建設し、今年1月29日に開園した。開園前日に病気を引き起こす恐れのないアメーバやバクテリアが検出されたが、保健省が清掃の後に開園することを許可したもの。
WA州のヘイムズ保健相はアメーバは人体に影響がなく、バクテリアも簡単に水で洗い流すことが可能で塩素消毒によって死滅すると述べた。一方、野党のサフィオティ議員は州政府が事前の水質調査の結果を隠していたことや、利用者の安全よりもプールの開園を優先させたことを非難した。