【ホバート27日AAP】 オーストラリアの多目的砕氷船オーロラ・オーストラリスが南極の豪モーソン基地近くのホースシュー・ハーバーに停泊中、猛吹雪のため座礁した事故で26日夜、無事に船が海上に戻された。乗組員は全員無事だという。
砕氷船を管理するオーストラリア南極観測局によると、船からの燃料漏れは確認されていない。救助にあたった英海運大手のP&Oマリタイムは、高潮となるタイミングを待って救助作業を行った。オーロラ・オーストラリスは24日から身動きの取れない状態となっていた。
P&Oマリタイムは現在、オーロラ・オーストラリスの乗組員および観測隊員をオーストラリアへ送り戻すため、他国のプログラムと交渉中。すでに30人以上が米国の輸送機で救出され、近日中にオーストラリアへ帰国する予定となっている。