【シドニー5日AAP】 今年で38回目となる同性愛者の祭典「マルディグラ」のパレードがシドニーのオックスフォード・ストリートを中心に開催され、およそ50万人もの観客で賑わった。
パレードには救急サービス、防衛省、自由党、労働党、グリーン党やシドニー市のカウンシルが山車(だし)で参加した。ターンブル首相が登場した際には、 マルディグラに参加した初めての首相として、スマートフォンの自撮りで一緒に撮ろうとする観客に歓迎された。ショーテン労働党党首もパレードに参加し、労働党政府が発足する際には同性婚の合法化することを約束した。
1978年に同性愛者の偏見に抗議してデモ行進をし、当時警察やメディアから不当な扱いを受け、先日正式謝罪を受けたマルディグラ初代参加者の“78ers”もパレードで登場し、観客から敬意を示す拍手と感謝の言葉で歓迎を受けていた。