【キャンベラ6日AAP】 マルディグラ・パレードから一夜明けた6日、ブランディス法務大臣は「与党保守連合の政権続投の際には、今年中に同性婚の国民投票が行われるだろう」と述べた。
連邦首相として初めてパレードに参加したターンブル首相は、国民投票は選挙後できるだけ早く行うとしている。これについてオーストラリア選挙委員会(AEC)は、国民投票を行うには29週間必要とするとして、今年中に行うには選挙時期を早める必要があると話した。
野党労働党のショーテン党首は、「両氏の発言は自由党内の混乱や分裂を表す」と述べた。また、「国民投票の開催と議会承認をそれほど確信できるなら、投票を行う意味はあるのか」と述べ、投票にかかる1億6000万ドルが無駄になると指摘した。労働党は、政権奪回の際には100日以内に婚姻の平等を法制化すると公約している。
一方、オーストラリア婚姻平等の会(AME)は、「政府が議会内での自由投票を許可すれば、今年末まで待たずとも来週にも婚姻の平等が実現する」とコメントした。