【ダーウィン9日AAP】 連邦政府はNT準州に住む先住民の住宅整備費として、300万ドルを拠出することを決めた。同準州では先住民の住宅不足および居住環境の悪化が問題となっており、これを解決するのが目的だ。
NT準州のエリオット地区は10年以上も政府からの補助を受けておらず、同準州のプライス住宅相は同地区について、NT準州政府および連邦政府から忘れ去られた存在となっていると指摘していた。
プライス住宅相は9日、エリオット地区およびバークレー地区マーリンジャにおける住宅の改修および住宅地区の拡大費用として、300万ドルを確保したことを明らかした。工事は地元企業に委託する。プライス住宅相はこれにより、アボリジニのコミュニティに雇用と訓練を提供できるとしている。