【メルボルン10日AAP】 2015年の世界で最も生活費が高い街ランキングが発表され、オーストラリアではシドニーとメルボルンがそれぞれ5位と6位から20位と21位へ大幅に順位を下げた。豪ドル安の影響が背景にあると見られている。
世界で生活費の最も高い街はシンガポールで3年連続の首位となった。これに僅差で続いたのがチューリッヒと香港でどちらも2位だった。オーストラリア国内のその他の街はブリスベンが49位、アデレードが53位で、パースは3年前の調査では11位だったが2015年には56位に下がった。
調査を行ったコペステイク氏によると、2015年ほど変動のあった年は今までになく、調査を行った133の国のうち前回の調査と同じ順位だった国はわずか8か国だったという。同調査はまた、豪ドルが2年前のピーク時から大幅に下落し、外国人観光客にとっては“お手頃感”のある国になったと分析している。