【シドニー11日AAP】 NSW州消防局は、将来消防士を志望する人を募集している。消防士といえばこれまで男性の職業というイメージが強かったが、今年は男女比のバランスをとるため、特に女性からの応募を呼びかけている。
NSW消防局のグレッグ・マリン局長によると、今年は新規採用者の半数を女性とすることを目指すという。これまでは男性の応募者数が圧倒的多数だったため、女性の応募者にとっては不利な状況だった。
現在、NSW州内に登録されている消防士の数は3800人で、このうち女性が占める割合はわずか5パーセントとなっている。マリン局長は、「優秀な候補者は性別と関係なく決定するが、男女比のバランスはとるつもりだ」と話した。また関係者は女性にも十分出来る仕事との見解を示した。