【シドニー12日AAP】 障害を持つ児童生徒に関する全国統一情報収集制度(NCCD)の2015年の最新報告によると、国内で就学する児童生徒の5分の1がなんらかの障害を持っているという結果が出たことがわかった。
この結果からオーストラリア教育組合(AEU)のヘイソープ会長は、障害を持つ児童生徒の半数以上が、就学先の学校が十分な資金援助を受けておらず、きちんとした支援を受けていないとして「危機的な状況」と述べた。
NCCDの結果では、児童生徒のうち13.6パーセントが就学する学校への補助金が必要なのに対して、現在の補助金では6.2パーセントと半数以下しか支援できない状況だという。
これに対して、バーミンガム連邦教育相は、障害を持つ児童生徒への補助金は2014年から毎年1億ドル増額しており、NCCDのデータの質に問題があるとして反論している。