政治

政府、たばこ税の引き上げを検討か

【キャンベラ15日AAP】   連邦政府は野党労働党の方針にならって、たばこ税を引き上げる可能性が示唆されている。一方、価格引き上げによって闇市場の増加を懸念する声もあがっている。

政府の経費削減チームは同税の引き上げを検討しているとされ、たばこ一箱が40ドルにも上昇する可能性があるという。

労働党はすでに、政権奪回の際にはたばこ税を引き上げ、追加税収を学校のためのゴンスキ教育改革にあてるとしている。同党のジム・チャルマーズ議員は、モリソン連邦財務相およびアボット前連邦首相はたばこ税の引き上げに反対していたとして、「自由党内で新たな内戦が始まるだろう」と話した。

また、自由民主党のデイビッド・リヨンヘルム上院議員は「オーストラリアはすでに世界最高基準のたばこ税を課している」と話し、価格引き上げが闇市場を増大させると懸念を示した。

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