【シドニー15日AAP】 2013年にシドニー西部ブルーマウンテンズで発生した壊滅的な山火事の責任をめぐる集団訴訟に対し、電力会社が400万ドルの和解金を支払った。
2013年10月に発生した山火事は数週間にわたって燃え続け、民家194棟を全焼し、さらに数百棟に損害を与えた。
電力会社「Endeavour Energy」は、和解の詳細は機密とした上で、火災の原因はNSW州高等裁判所と検視官の評決によるとしてコメントを避けた。評決は今年内に行われる予定。
一方、同電力会社を相手取った2億ドルの別の集団訴訟が先月、州高等裁判所で提起された。住人らは、「1本の腐った木を切り倒していたら火災は免れた可能性がある」と話し、同電力会社が電線付近の草木の監視や除去を怠ったと主張している。