【ダーウィン16日AAP】 連邦政府が今年7月からの導入を予定している、いわゆるバックパッカー税を見直す姿勢を打ち出したことについて、NT準州のアダム・ジャイルズ首相がこれを歓迎する意向を明らかにした。
バックパッカー税ではワーキングホリデービザ保持者に対し、収入の32.5パーセントを税金として課すとしている。さらにオーストラリアを離れる際、受給したスーパーアニュエーションからも35パーセントが税として引かれるという。
ジャイルズ準州首相はバックパッカー税が導入されれば、観光や仕事で同州を訪れる人が減るだけでなく、地元の農業およびホスピタリティ産業の労働力が衰退し、ひいては州経済にとって大きな痛手になるとの見解を示している。