【シドニー17日AAP】 英国の料理家で活動家でもあるジェイミー・オリバー氏が、子どもの肥満を減らすため2018年から英国で「砂糖税」が導入されることを受け、オーストラリアを含む他の国々もこれに続くよう自身のフェイスブック上で呼びかけた。
英国のオズボーン財務相は17日、砂糖税の導入を正式に発表。100ミリリットル当たり5グラム以上の砂糖を含む飲み物が対象となり、税収は年間10億ドルに上る見込みだ。同税の導入に向け活動してきたオリバー氏は、「大胆かつ勇気のある決断」と評価し、「オーストラリアなど他の国も行動を起こそう」とメッセージを送った。
これに対する読者の反応は二分しており、「有名人が知名度を正しいことに使うのはすばらしい」、「肥満大国としてオーストラリアも行動しなければ」と好意的にとらえる人がいる一方で、「貧困層が打撃を受け前向きでない」、「裕福な有名人が食品をさらに高価にしている」と批判する声も上がっている。
オーストラリア政府のチオボ貿易相は個人的な見解として、「この種のことは介入すればするほどややこしいことになる」述べ、砂糖税の導入に反対の姿勢を示している。