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2月の失業率やや改善 求職者の減少で

【キャンベラ17日AAP】  今年2月のオーストラリアの失業率が5.8パーセントとなり、6パーセントだった前月よりやや改善した。1年前の失業率は6.3パーセントだった。わずかな改善の背景には求職者の減少があるとみられている。

連邦のキャッシュ雇用相は2月の失業率について、「オーストラリア経済の底力を表している」と述べ、雇用情勢は正しい方向へ向かっているとの見解を示した。一方、野党のオコナー影の雇用相は、「国民は仕事探しを諦めている」と述べ、楽観すべきではないとの姿勢を示した。

失業率の下落は、新しいフルタイム雇用が1万5900件となり、一方でパートタイム雇用の失業者数が1万5600件をやや上回ったため。オコナー影の雇用相は、「国の規模を考えれば1か月間に雇用が300件はいかがなものか」と苦言を呈した。

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