【キャンベラ21日AAP】 ターンブル連邦首相は21日、連邦予算案発表を予定より1週間前倒しの5月3日に行うと正式に発表した。
発表の1時間前に、5月10日に予算案を発表するとモリソン連邦財務相がラジオで述べたばかり。発表寸前に閣僚間で電話討議があったことをターンブル首相は認めた。
また、建物・建築監視機関(ABCC)の再設立に関する法案の再討議のため、4月18日に議会が招集される。同法案が上院を通過しない場合、ターンブル首相は7月2日に上下両院同時解散選挙を行うとみられる。
モリソン財相は、年収18万ドル以上の高所得者に対する2%課税は一時的なものであったとして、来年の廃止を主張している。また、法人税減税は可能性があるとしているが、GST引き上げを行わないことを考慮すると個人所得税の減税はなさそうだ。