【シドニー23日AAP】 ベルギー・ブリュッセルで発生した同時テロを受けて、地方公共部門組合(CPSU)は今週末予定されたオーストラリア国内各地での空港ストを中止すると発表した。
ターンブル連邦首相は先立って、24日に予定された空港およびクルーズ船ターミナルでの24時間ストなどについて、再検討するよう組合員らに要請していた。
CPSUのナディン・フラッド氏は23日、国の安全保障を妥協してストライキを行うことはないとして、「連邦首相の要請に応え、旅行者の懸念を考慮する」と話し、イースター休暇に予定されたストライキを中止した。CPSUは労使紛争に関する今後の活動について、移民・国境警備省(DIBP)と協議するとしている。
22日にブリュッセル国際空港と地下鉄の駅で発生した同時テロで、34人が死亡、少なくとも100人が負傷した。