【ブリスベン30日AAP】 ANZ銀行が顧客から口座管理費などの手数料を誤って徴収していたとして、約2万5000人に対し500万ドル分を払い戻すことが分かった。対象となるのはアクセス・ベーシック口座、クレジットカード、エブリデイ・ビザ・デビット・カードなど。
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)の声明によると、口座の管理や手続きのプロセスにおいて機械と人間による処理が混在し、これらがうまく連携していなかったことが問題につながったという。
ASICのケル副会長は、「手作業で諸手続きおよび口座管理を誤りなく行うことの難しさが浮き彫りになった」と話した。またANZ銀行は問題発覚後、人的作業を必要としない全自動の料金免除システムを導入したことを明らかにした。