国際

核使用のテロ攻撃を懸念 米サミット

【キャンベラ2日AAP】   米国・ワシントンで開催された核セキュリティ・サミットで、世界のリーダーらは核物質・兵器の増殖に反対することを再確認した。

サミットでは、核を使用したテロ攻撃の可能性について討議された。ビショップ外相は2日、「テロ組織による核物質入手や汚染爆弾の製造が懸念される」と話し、オーストラリアは核物質の厳重保管に取り組んでいるとした。また、民間目的で保有される核物質がテロリストに渡らないように、サミットで多数国家がアイデアや経験を共有したのは心強いとコメントした。

オーストラリアは一時、濃縮ウランおよそ300キロを保有していたが、現在は3キロ以下に縮小した。

世界のリーダーらは「国際安全保障において、核や放射性物質を使用したテロ攻撃は最大のチャレンジの1つであり、テロ脅威は絶えず発達している」と公式発表し、非国家主体による核などの入手を防ぐためにさらなる努力が求められるとした。

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