【キャンベラ3日AAP】 最新の世論調査から、国民の半数以上がアボット前連邦首相について政界から引退するべきだと考えていることがわかった。
オーストラリア研究所(TAI)が1412人を対象に行った調査によると、63.4%がアボット氏は政界から去るべきと答えた。また、再び連邦首相になるチャンスを狙ってアボット氏が政界に残っているという考えに、程度の差はあるものの57.6%が賛同した。
アボット氏はキャンベラで3日、介護施設法人Carers Australiaのための毎年恒例の自転車チャリティーイベントで、「介護者の支援に心を注いでいる」と述べた。
一方、ターンブル連邦首相は、アボット氏に閣僚ポストを与えることはなく、また、アボット氏のコメントに取り乱すこともないと冷静を保っている。さらに、国民の選択は野党労働党のショーテン党首か自分だとして、全与党党員に協力と統制を求めるとした。