【シドニー5日AAP】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は5日の月例理事会で、政策金利を12か月連続で2%のまま据え置きにすると決定した。
会議後の声明でスティーブンス総裁は、「現在の情勢において、為替レートの高値が進行中にある経済調整を複雑にする可能性がある」と述べ、オーストラリアドルの高騰が鉱業部門以外の景気回復を脅かす可能性があると警告した。先月の会議以降、オーストラリアドルは7%高騰した。コモディティー価格の上昇と世界各地での金融発展が原因と考えられる。
同総裁はまた、国内経済の見通しについて楽観的としつつ、低インフレによるさらなる金利引き下げの可能性を警告した。